偏愛マーケットプレ企画「偏愛さんいらっしゃ〜い!」第一回〜びいるとらべる〜

偏愛マーケットプレ企画「偏愛さんいらっしゃ〜い!」第一回〜びいるとらべる〜

4月16日、Beans阿佐ヶ谷のてくて広場にて、エンジンズのトークイベントを開催しました。 その名も…… 「偏愛さんいらっしゃ〜い!」 昨年12月に開催された「偏愛マーケット」。 こだわりとか愛情どころではない「偏愛」な人たちが、自分たちの研究成果を発表し、関連グッズを販売するという“じわじわくる”イベントがあったのです。 そしてこのたび、2度目の開催が決定!(8月24日です◎) この「偏愛マーケットvol.2」をさらに盛り上げるべく、プレ企画「偏愛さんいらっしゃ〜い!」が、阿佐ヶ谷駅前のビーンズてくてで行われたのでした。 「偏愛さん……?」 「いらっしゃ〜い!」のかけ声で登場したゲスト・偏愛さんはこの方。 びいるとらべる さん。 ビールラベルへ止まぬ情熱を傾けつづけている方が、今回のゲストです。 そもそも……ビールのラベルって、分かりますか?  瓶ビールについている、このラベルです。これを、剥(む)く、というか剥(は)がすというか。ラベルを獲得すること、コレクションすること、ラベルをめぐるすべてに愛を傾けていらっしゃいます。 ――あ、お話するのにちょうどいいものがありますね。せっかくなんで、開けて飲んじゃいましょう。 「乾杯〜〜〜〜!!!!」 ビールを片手に、お話も進みます。 ――いつからビールラベルを? 「学生の頃、何の気なしにラベルを剥いてみたんですよね。そのときはなんの意識もしてませんでしたし、そこで目覚めたわけじゃないんです。本格的にハマっていくのは、それからしばらく経って、再開してからです。そこから今まででずっと続けています」 ――どんなところに魅力を感じてますか? (全部は語りきれないので、その一例として話してくださった) 「同じラベルでも時期によって表記にちょっとした違いがあったり。デザインがすこーしだけ変わっていたり。ビール会社のひとの“揺れる想い”を感じることができるところですかね」 会場では、びいるとらべるさんが集めたビールラベルを実際に手にとって話を聞いていました(ラミネート加工の美しさにも、称賛の声が)。 ――剥きやすさとか剥きにくさってあるんですか? 「はい。メッタメタ(「剥がしている途中で破れてしまう」の意)になるやつもありますよ。それも努力の結晶として、ラミネートしています。糊の種類や着き具合、ビールの保存状態なんかでも、個体差が出ます」 ……うーん、さすが「偏愛さん」。 話に夢中になっていると、用意した3本のビールが空いていました。 じゃあ、実際にビールのラベル剥き、やってみませんか? ということで、挑戦者には特製のタスキをかけていただき、ラベル剥きにチャレンジ! ①シンハー(タイのビール) ②ハイネケン(オランダのビール) ③ギネス(アイルランドのビール) のラベル剥きに挑戦してもらいました。 実は、取得難易度がバラバラの3種類。一番早く剥けたのは、②ハイネケン。 「なんと! 僕は剥きやすさNo.1は①シンハーだと思ってたんですよ。暑いところって、冷蔵庫から出したとき、瓶に水滴がつくじゃないですか。それを何度もくり返したりしていると、剥きやすいんですよね。でもやっぱり一概には言えない、個体差があるところがまたいい」 お墨付きをもらった(?)①シンハーも、参加者の手を渡って、なんとかゴール。 最後に残ったのが、③ギネス。 「僕の永遠のライバルです(笑)。でも今後、万が一ギネスが剥きやすくなってしまったら、僕は一体何を目指して生きていけばいいのか? と人生迷っちゃいそう」 「(ビールラベルを)剥(む)く、剥(は)がす、剥(は)ぐといろんな言い方がありますが、『向き合う』という意味も込めてで、僕は『剥く』という表現を使っています」 と、どんどんと偏愛名言を残していくびいるとらべるさん。もっともっと話を聞いていたかったのですが、ここでお時間となり。 最後に、びいるとらべるさんが始めたというYOUTUBEを紹介して、お開きになりました。 びいるとらべるさん、ありがとうございました〜。 エンジンズでは、8月24日に開催が決定した「偏愛マーケットvol.2」に向けて、準備を進めています。 現在、出店してくれる方や運営に携わってくれる方、宣伝してくれる方などを募集しています。 ぜひ、偏愛マーケットを一緒に盛り上げてください◎ お問い合わせや「やってみたい!」という方はこちらまで。

企画 乙川貴絵 司会・執筆 山本梓 写真 齊藤志野歩